破産や民事再生など、裁判所を利用する「法的整理」に対し、裁判所を利用せず、話し合いや交渉をしていく「私的整理(任意整理)」という方法があります。
主に、リスケジュールや債権をカットをしてもらうことによって、建て直しを図ることになります。
リスケジュールとは?
返済が苦しくなった際に、金融機関との話し合いによって、支払い条件を緩く変更してもらうことをいいます。
返済が苦しくなった際に、金融機関との話し合いによって、支払い条件を緩く変更してもらうことをいいます。
具体的には、返済をストップする・利息のみの支払いにする・返済期限を延長する・月々の返済額を減額する・1回の返済額を減らすために、返済回数を増やすなどの方法に応じてもらえるケースがあります。
リスケジュールをすることができれば、当面の資金繰りは安定する可能性が高くなります。
ただ、これは一時的な猶予を受けるだけであり、その猶予期間中に資金の確保を図り、事業再生をしていかなければなりませんので、あくまでも応急処置としての手段です。
私的整理のメリット
- 法的整理に比べ、手続きが簡単で、解決までの時間が短い
- 裁判所を通さないため、手続きに柔軟性がある
- 「倒産」というイメージがつかず、企業価値が損なわれにくい
- 対象とする債権者を限定できる
- 裁判所への予納金等が不要のため、コストが抑えられる
私的整理のデメリット
- 対象となる債権者全員の同意が必要であること
- 手続きが不透明で、債権者間に不平等が生じる場合がある
- 税務上のメリットが少ない
- 裁判所に保全処分を求める制度がない
もちろん、今の会社の状況をしっかり考慮し、本当に私的整理を行うかべきなのか、的確に判断することが大切です。
リスケジュールの成功の鍵は、金融機関を説得できる再生計画を提示し、交渉をすることです。
しかし、これらの資料作成は専門知識が必要であり、交渉においても、経営者ご本人が行くと、応じてもらえないということもあります。
そのため、私たち専門家が同席し、交渉までサポートすることで、応じてくれる可能性が高くなることが期待できるというわけです。
ステップ法律事務所の弁護士は、リスケジュールや債権カットなど、多くの案件を手掛けてきた実績があります。
私的整理ができれば、あなたの会社も無理なく返済ができるかもしれません。まずは、当事務所にお電話ください。